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ベニスに死す

ベニスに死す

ベニスに死す
(2007/12/07)
ダーク・ボガード
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タイトルとあらすじくらいは知っていたが、今回初めてちゃんと観た。
ヴィスコンティが巨匠と呼ばれる由縁、ベニスに死すが名作と呼ばれる由縁がなんとなく私にもわかった。

1911年、心身の静養のためにベニス(現ベネチア)を訪れた初老の作曲家、グスタフ・フォン・アッシェンバッハ(ダーク・ボガード)。
そこで出会った美しい一家。
とりわけ息子のタージオ(ビョルン・アンドレセン)に魅了される。
タージオの母(シルヴァーナ・マンガーノ)も気品と優雅さに溢れ、この母にしてこの子あり、だ。
グスタフの芸術論の理想とも言えるタージオ。
グスタフの欲しかったものを何の努力もせず持ち合わせているタージオ。
グスタフは恥も外見も気にせずタージオの後を追い、見つめ続ける。
ある意味、ストーカーだ。
言葉をかける勇気もなく、執拗に追い、見つめ続けるだけだ。
それを知ってか知らずか、薄く微笑むタージオ。
誘うように、時にはそんなグスタフを冷笑するようなタージオの美しさは天使か悪魔のようだ。
無邪気さゆえの残酷さ。
タージオの微笑みに翻弄されっぱなしのグスタフは、当時ベニスを蔓延していた伝染病にかかり最期を迎える。
そのラストシーンは圧巻だ。
老いた自分を恥じ、白髪まじりの髪の毛を黒く染め、薄化粧を施したグスタフは滑稽で醜く悲しい。
午後の日差しの中、海辺で波と戯れるタージオは美と生の象徴のようであり、それに反して額から黒い染料を垂らしながら最期を迎えるグスタフが哀れでせつない。
しかし、不思議と幸せそうにも感じる。

とにかく美しくて残酷な映画だった。
グスタフの気持ちもちょっとわかる自分も少々哀れだ。
それにしてもビョルン・アンドレセンの美しさは尋常じゃない。
本当の美少年とは彼のような人のことを指すのだな。
その後の彼の消息もわかるにはわかったが、ある意味知らなかったほうが良かったのかも。

高尚な気分に浸れる映画だった。

 
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2006年05月22日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

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