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ウィスキー

ウィスキー


ウィスキー
アンドレス・パソス (2005/10/28)
アミューズソフトエンタテインメント
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~あらすじ~
ウルグアイの町、父親から譲り受けた小さな靴下工場を細々と経営するハコボ 。
毎朝決まった時間に工場へ行き、シャッターを開ける。
その工場で働く控えめでまじめな中年女性マルタ。
長年仕事をしていても、必要以上の会話を交わすことのなかった二人。
そこに1年前に亡くなったハコボの母親の墓石建立式のため、ブラジルで同じく靴下工場を営む彼の弟・エルマンが来ることになる。
ハコボは弟が滞在する間、マルタに夫婦のふりをしてほしいと頼む。
意外にもその申し出をすんなり受け入れるマルタ。
そして偽装夫婦の準備をはじめる二人。
結婚指輪をはめ、一緒に写真を撮りに行く。
カメラの前に立ち、二人はぎこちなく笑う。
「ウィスキー」。
そしてエルマンがウルグアイにやって来た。
ハコボ、マルタ、エルマン、嘘でつながった彼らはどんな物語を繰り広げていくのか・・・。
“ウィスキー”は幸せの合言葉。
ひとつの嘘にふたつの作り笑い―みっつの平凡な人生がほんの少し変わり始める・・・。


とにかく地味な映画だった。
ジャケットの三人、「偽装結婚」、それだけでコメディかと思いきやとんでもない。
笑えません。
めちゃくちゃせつない。
この長男のハコボ、変化を嫌い決まった食事に、決まった仕事…なんの趣味も興味も持たず、ひたすら真面目に働いているだけ。
生きてて楽しいのかなと思うけど、楽しいことを知らずに生きてきたらこんな男になっちゃったって感じ。
逆に弟のエルマンはハコボとは違い、ブラジルで結婚し二人の美しい娘を持ち、会社の景気もよく(皮肉なことに同業者)、性格も陽気で、女性との接し方も心得ている。
疎遠になっていた性格の反対の兄弟って日本でもありがちで観ているうちに親近感が沸いてきます。
長男ゆえの弟への嫉妬。
父親から譲り受けた小さな工場の運営、母親の最期を看取ったこと…自己犠牲の上に弟の幸せが成り立っていると思っていそうなハコボ。
そういうハコボの気持ちに気付かない天真爛漫な弟エルマル。
偽装結婚の妻役を引き受けたマルタ。
彼女もまた真面目だけがとりえの中年女性。
なぜ彼女がこの年齢で独りなのかはわからないけど、タバコやケーキや映画やそれなりに自分の楽しみは持っています。
ただ年齢が年齢なだけに女性であることはずいぶん前に放棄していたようで身なりにはほとんど気を遣っていません。
それが偽装結婚ということで、久しぶりに女性ならではの華やいだ気持ちになり髪型を変えたりするのですが…ハコボは意にも介しません。
それは家の中でもそうで、きれいに掃除され、気配りの行き届いた部屋にマルタがしても何事も無かったかのようなハコボの態度。
最初からハコボに恋心があったわけではないけど、偽装結婚の妻役ともなれば何か期待しますよね。
ことごとくハコボには失望させられます。
その合間、合間にエルマルが彼女をちゃんと女性として接するので、マルタの気持ちもなんだかおかしな方に揺れます。
その二人をみてさらに妬けて拗ねるハコボ263
だめだこりゃ~の見本のようです。
何歳になっても女性は女性として接してもらいたいものです。


マルタがエルマルがブラジルに帰る際手渡したメモの内容、偽装結婚を解消したその後のマルタとエルマル。
鑑賞後の観客の感性に委ねられるラストとなっています。
ウルグアイの方では写真を撮る時に「ウィスキー」と言うのも初めて知りました。
下手をすればただのドキュメンタリーのような淡々とした映画でしたが、妙にリアルでウィスキーのようなほろ苦い余韻の残る映画でした。
ミニシアター系の映画がお好きな方向けです。

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2006年08月30日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

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