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アニー・ホール

アニー・ホール


アニー・ホール
ウディ・アレン (2007/01/26)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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~あらすじ~
ニューヨークに住む40歳になる、神経症ぎみな男アルビー(ウディ・アレン)は、恋人アニー(ダイアン・キートン)と別れたいきさつを話し出す。
元々アニーと出会ったのは、友人に連れられて行ったテニスクラブがきっかけだった。
売れないシンガー・アニーとスタンダップ・コメディアンのアルビーは互いに惹かれあい同棲を始めるようになる。
だが、いつの日か恋人同士だったふたりの間には大きな溝が生じ、倦怠期がおとずれ…。


アカデミー賞4部門(監督、作品、脚本、主演女優)に輝いたウディ・アレン監督の傑作。
大都会に住む男女の恋と別れをユーモラスを交えて描くコメディ。
本筋とは全く関係のないシーンが挿入される、心の声を字幕で表現するという独特な手法も用いられました。
ウディ・アレン映画ではおなじみのウィットの効いた台詞や、神経質気味に話す主人公が思わずクスッと笑える作品です。
ヒロインは、過去にウディ・アレンと恋人関係にあったダイアン・キートンが起用されました。
63GyaOより転載


ウディ・アレン物は今までなんとなく敬遠して観たことがありませんでした。
今回初めてちゃんと観て思ったことは「あー、こういうことか」と。
これじゃなんだか漠然としすぎていますね263
いや、いろんな方のレビュー通りだな、と。
とりあえずこの作品に限りなんですが好き嫌い以前に最後まで観れるか観れないか。
最初の5分でそれが決定されます。
台詞の多さとスピードに乗れたら問題ないです。
とにかく最初は字幕を読むので精一杯。
内容を理解する前に怒涛のごとく言葉の洪水。
「ま、待ってくれ~282」って感じ。
うっかりしてるとすぐに置いていかれるんです。
言葉のわからないくやしさを味わいました。


ストーリーは男女が出会って別れるまでのことなんですけど。
映像の表現方法がたくさんあって感心しました。
視聴者に向かっていきなり語りかけたり、画面を二分割したり、アニメーションになったり。
時間軸もバラバラなのに巧く繋がっているんですよ。
ダイアン・キートンがラルフ・ローレンの衣装をステキに着こなしているのも見所の一つ。
個人的にはこの映画はウディ・アレンそのものの気がします。


恋愛して別れを経験し、良くも悪くも彼女(彼氏)を思い出すことがある方ならば共感できる普遍的な内容なんですが、ウディ・アレンならではの独特な見せ方。
とても大人っぽくてせつないです。
エビの一連のシーンが好きです。
好き同士で付き合い始めてなんで別れがくるのかなぁとしみじみと考えちゃいます。
逃した魚ほど大きいとはよく言いますが、「未練たらしい」とは違う意味で、終わった恋を懐かしめるのは良いですね。


観るのにけっこう気合いを必要としますが、観てよかったなという感想です。

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2007年01月30日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

ジャングル・ジョージ

ジャングル・ジョージ


ジャングル・ジョージ
ブレンダン・フレイザー (2006/02/22)
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
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~あらすじ~
飛行機事故でジャングルに落ちた赤ん坊ジョージ(ブレンダン・フレイザー)は、しゃべるゴリラに育てられた。
25年後、立派な青年になったジョージは、旅行でジャングルを訪れた大富豪の娘アースラ(レスリー・マン)がライオンに襲われているところを助ける。
それがきっかけでジョージの家にアースラが滞在し、ふたりは恋に落ちてしまう。
そんななか、アースラの婚約者・ライルはジャングルではぐれたアースラを必死に探していて…。


ジャングル育ちの青年が、都会の令嬢に恋をする爆笑ロマンス・コメディ。
60年代の人気アニメを映画化、全米で1億ドル超の大ヒットを記録した作品です。
とぼけていてどこか憎めない主役を演じたのは、ブレンダン・フレイザー(『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』)。
ジャングルから都会へとアドベンチャーが繰り広げられ、ゴリラやゾウといったジャングルの個性豊かな動物キャラクターも見所です。
63GyaOより転載


老若男女問わず楽しめる作品です。
難しいことはいっさいなし!
他の用事をしながらでも把握できるシンプルで明快なストーリー。
どの場面から観始めても笑える手軽さ。


ブレンダン・フレイザーがハマリ役でしたね。
ムキムキ・マッチョな肉体にアニメ顔。
ドジなんだけど純真無垢。
彼の笑顔と台詞には観る側に笑顔を与えてくれました。
アースラ役のレスリー・マン。
知らない女優さんでしたがとってもかわいかったです!
もちろん動物たちも大活躍。
何にも考えずに観れます。

2007年01月29日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

小さな中国のお針子

小さな中国のお針子


小さな中国のお針子
ジョウ・シュン (2003/11/07)
パンド
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~あらすじ~
1971年、中国。
医者を親に持つルオとマーは、反革分子の息子として山村へ再教育に送られた。
毛沢東主席を崇拝する村長の監視下で、彼らは過酷な肉体労働を強いられる。
そんなふたりはある日、年老いた仕立て屋とその美しい孫娘“お針子”に出会う。
文字が読めないお針子に恋したふたりは、彼女が外の世界に興味を持っていることを知るのだった。
ふたりは密かに禁書となった西洋文学の本を手に入れて、人目を盗んではお針子に外国の物語を語り聞かせてあげるのだが…。


世界30ヵ国でベストセラーとなった小説を映画化!
原作者でもある中国人のダイ・シージエ自身が監督を務め、文化大革命の中国を舞台にした作品です。
毛沢東主導で行われた文化大革命は、当初中国の学生たちがその革命を熱烈に支持していましたが、彼らの活動が毛沢東の手に負えなくなると“再教育”と称して彼らは田舎へと送られていました。
本作は、そんな山村に送られたふたりの青年が、美しいお針子に出会い恋をする物語です。
63GyaOより転載


文革についてはこちらを。
文革そのものがメインではなく文革を背景に山村で暮らす人々がメインです。
ほんの数十年前の出来事なんですね。
いろんな意味で怖い映画でしたが、水墨画のような景色やバイオリンの音色なんかで巧く中和させています。
「再教育」と言う名の自己のリセット。
すべてにおいて抑圧の監視下におかれる不条理。
そんな中だからこそ抑え切れない本能=知識欲。
若さゆえの吸収力の早さ。
(若い力の暴走が文革に拍車をかけたこともふまえると皮肉な結果ですが。)
人目をはばかって読む西洋文学の甘美さ。
自身の境遇と比べ未知なる異国への憧れは果てしないものだったと思います。


文盲だったお針子が「知る」ことによって自立していく姿は凛としていました。
ルオとマーは数十年後に再会するわけですが。
お針子のその後がわからないのもせつない余韻を残して良かったです。


「再教育」を受けた山村がダム建設のために沈むというのも感慨深かったです。
「自由」=「幸せ」ではないんですよね。
無知ゆえの愚かさと、無知ゆえの幸福の対比。
不自由の中で見つけた自由の輝きというのが印象に残ります。
ラストで一気にノスタルジックに浸るような演出になっていてきれいな作品にまとまっています。
フランス映画らしい湿度を持った作品でした。
中国では劇場未公開だったらしいですね。


個人的にはルオとマーの顔の区別がつきにくかったです330

2007年01月28日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

赤い月

赤い月


赤い月
常盤貴子 (2004/09/25)
東宝
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~あらすじ~
自由奔放な性格の波子(常盤貴子)は夫の勇太郎(香川照之)とともに満州に渡り、酒造会社を経営して栄華を極めていた。
しかし1945年8月、ソ連軍の満州侵攻に伴い、波子はふたりの子どもを抱えて夫の出張先ハルピンへと逃れ、そこで日本の敗戦を知る。
やがて勇太郎は波子の元を去り、彼女はかつて想いを寄せていた元関東軍情報将校・氷室(伊勢谷友介)と再会。
しかし彼は阿片で全身を蝕まれていた…。

なかにし礼が自分の母をモデルに記した同名小説を『鉄道員(ぽっぽや)』『ホタル』の降旗康男監督のメガホンで映画化。
時代に先駆けて自立を目指したヒロインを常盤貴子が存在感たっぷりに熱演しているが、彼女に合わせて原作よりも年齢設定を下げたことなどもあってか、そのキャラクターそのものに対しては、意見が賛否分かれるものがあるだろう。
『八甲田山』などの名手・木村大作キャメラマンによる凝った映像美が光る。
63Amazon.co.jpより転載


テレビで放映しているのを観たのですが…。
正直がっかりしましたね。
常盤貴子は赤が似合うな、というだけの印象でした。
見た目的には、欲しいものはすべて手に入れる貪欲さ、男を翻弄する美貌、母であり女であるしたたかさは感じられたんですが。
台詞と台詞回しに違和感を感じました。
ぞんざいな口の利き方も現代風ですし、いきなり「です、ます」調になるのも変だし。
香川照之がもったいない感じもしました。
布袋の滑舌の悪さ、山本太郎の意味のなさ。
大杉蓮にいたってはなんで中国人の役でカタコトの日本語(そのくせ語彙は豊富)!?
それぞれ個性的な方たちばかりなのに、すべてあだになっています。
伊勢谷友介も画的には非常に良かったです。
昔の美男子というようなルックスに姿勢がシャンとしたところが。


場面の展開は速いのに、激動の時間の流れも感じませんでした。
尺の問題もあるとは思いますが…。
最初から最後まで登場人物の心情があらわになることがなかったのは映画として致命的でしたね。


何のために生きたいのか?が漠然としすぎていました。
母が女である自由は認めます。
こんなお母さんは嫌ですけど。
一言で言えば結婚に向いていない女性だったんでしょうね。


もっと情熱的な作品だと思っていましたが全然感じませんでしたね。
パッション269が。

2007年01月27日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

ナッシング・トゥ・ルーズ

ナッシング・トゥ・ルーズ


ナッシング・トゥ・ルーズ
ティム・ロビンス (2004/06/18)
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
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~あらすじ~
広告会社に務めるニック(ティム・ロビンス)は、ある日妻アンが上司フィリップと浮気をしているのを目撃してしまう。
そんな放心状態のニックの車に、強盗テレンス(マーティン・ローレンス)が銃を突きつけ乗り込んできた。
ところがニックはあまりのショック状態で何かにキレたかのように、テレンスを乗せたまま大暴走。
ニックは上司に復讐するために、テレンスを巻き込んでフィリップの大金を盗む計画を立てるが…。


もはや失うものは何もない、やけっぱち状態のふたり組が大暴れする爆笑コメディ。
妻に浮気されたエリート会社員とマヌケな強盗というでこぼこコンビを演じた主演のふたりは、ティム・ロビンス(『ショーシャンクの空に』)& マーティン・ローレンス(『 バッドボーイズ』)です。
特にティム・ロビンスのハジけっぷりは、潔くて痛快そのもの。
監督を務めたのは、『ジム・キャリーのエースにおまかせ』のスティーヴ・オーデカーク。
63GyaOより転載


展開は読めるもののテンポが良くて楽しめました。
ティム・ロビンスの豹変振りは「噂の刑事トミーとマツ」を彷彿させます(歳がばれる330)。
ぬぼ~っとした印象とのギャップが面白かったです。
マーティン・ロレンスは最初からナイナイの岡村に見えて263
家族愛、人種問題、友情、スピーディーな展開にドジでマヌケなドタバタ。
典型的なアメリカンコメディ。


頭に蜘蛛~足に火がつく場面では大笑いしました。
BGMがスキャットマン・ジョンなのも。
テレンスが誤ってニックに発砲した場面もおかしかったです。
慌てっぷりが見ものですね。
敵対(?)する強盗が車中でパッヘルベルのカノンを聴く場面もかなり面白かったです。
踊りまくる警備員が監督だったというのにはびっくりしました。


起承転結がしっかりしていて最後はハッピーエンド。
エンドロールの後、ちょっとしたおまけがついているので未見の方はご注意を!
すっきりした後味でした。

2007年01月26日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

完全なる飼育 ~秘密の地下室~

完全なる飼育 ~秘密の地下室~


完全なる飼育 ~秘密の地下室~
山本太郎 (2003/10/24)
ハピネット・ピクチャーズ
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~あらすじ~
雨が降る公園で、恋人から暴力を振るわれた上に捨てられた女子高校生・梨里(しらたひさこ)。
その夜、ボロボロになった梨里は恋人のためにお金を作ろうと通りがかりの会社員を捕まえて売春を持ちかけた。
だが、男に突き飛ばされ梨里は意識を失ってしまう。
梨里が目覚めると、口がきけないためにワープロで会話をする男・タケル(山本太郎)に監禁されていたのだった。
やがて監禁生活に慣れてきた梨里は、タケルの過去が気になりだして…。


シリーズ4作目となる今作は、原作者・松田美智子が2002年に新たに書き下ろした同名小説を映画化した作品です。
誘拐した青年の過去が徐々に明かされていく、ミステリアスな展開が見所です。
過去のトラウマのせいで言葉を失ってしまった青年・タケルを山本太郎が(「氷壁」)が演じ、繊細な役所を見事に表現しました。
また、2007年度ミス・インターナショナル日本代表・しらたひさこが主人公を堂々と好演しています。
63GyaOより転載


前3作品までは基本設定が同じでしたが今回はタイトルと監禁という接点しかありません。
が、おなじみ竹中直人は出演しています。
猟奇的というか、カルト色が強いです。
地下室のある古い洋館、アンティークな家具、咲き乱れ舞い散る桜、三匹の金魚。
どことなく耽美的で純文学のような雰囲気を漂わせています。
デートDVの少女と、記憶喪失で失語症の男と、洋館の持ち主であり病気療養中の老女(加藤治子)。
奇妙な三角関係。
山本太郎の長髪姿と過去のトラウマに苦しむ役の意外性は新鮮でした。
冒頭からヒロインが威勢のいいお嬢さんだなーと観ていたら案の定、主従関係が逆転。
少女と男の再生に老女がアクセントをつけている作品なんですが。
老女の存在がリアルで気持ち悪かったです。
デートDVの少女や男のトラウマの原因が欝な気分にさせます。
シリーズの中でもエロ度は低いくせに、陰惨度は一番高め。
舞台が地下室に移ってからは下手なアングラ演劇を観ているようでした。
せっかくのフィクションなんだからもっとエグく、アクのきつい作品に仕上がりそうなんですけど何だかいまひとつ盛り上がりと深みが足りませんでした。
このシリーズにそういうのは求めちゃいけないんでしょうかね?
松山ケンイチが出演しているのは意外な発見でした。

2007年01月25日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

完全なる飼育 香港情夜

完全なる飼育 香港情夜 完全版


完全なる飼育 香港情夜 完全版
伊藤かな (2003/04/19)
ハピネット・ピクチャーズ
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~あらすじ~
修学旅行で香港を訪れた高校生の愛(伊藤かな)。
酒に溺れた母を持つ愛は、どこかふさぎがちで学校でもひとりぼっちだった。
夜にひとりで香港の繁華街に出掛けた愛は、歩き疲れてタクシーを拾う。
だがそのタクシー運転手に愛は、郊外の一軒家に無理矢理連れ込まれてしまった。
男は広東語で怒鳴り散らし服を脱げと命令する。
力ずくで全てをはぎ取った男は、愛を洗って寝室に連れて行くと、彼女に抱きついて寝てしまう。
こうして愛と身知らずの男ボウとの生活が始まり…。


シリーズ3作目となる今作は、舞台を香港に移し監禁する男性役には香港人俳優トニー・ホーを迎えて制作されました。
言葉の通じない状況下で、ちょっとした仕草や行動で男女の間に愛が芽生える様子が丁寧に描かれていきます。
主人公を演じたのは、双子の美少女姉妹「なつ・かな」としてデビューし人気を得た伊藤かな。
竹下直人が教師役で、2作目のヒロイン深海理絵も意外な役所で出演しています。
63GyaOより転載


完全なる飼育」「完全なる飼育 愛の40日間」でこのシリーズには見切りをつけていたんですが…シリーズ物には弱いのでついつい観ちゃいました263
基本的なストーリーは同じなんですが今回は監禁する側もされる側も背景が丁寧に描かれています。
前2作は突飛な行動とエロ度が高く、かなり疑問を感じる点が多かったのですが今回はそういうストレスがなく映画らしくなっています。
そのため性的描写も比較的少なく、心情の変化に重点をおいています。


舞台が香港になっているため、某国の拉致問題を連想させ不快になる方もいるかもしれませんが…。
言葉が通じないため少女の孤立感が際立っています。
少女の家庭や学校での立場からストックホルム症候群と呼べる心理描写は観ている側にも伝わりました。
監禁する男が前2作に比べ間違った手段であるにしろ、犯行に及んだまでの背景もあり感情移入しやすかったです。
トニー・ホーという香港人俳優らしいのですが、「変質者」というような気持ち悪さがなかったし(ちょっとかわいらしく見える瞬間すらある)、朴訥なルックスと人柄が役に合っていました。
ラストが少女の意思で行動するので、この点でも前2作より映画的で良かったです。

2007年01月24日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

ウォーターズ

ウォーターズ 通常盤


ウォーターズ 通常盤
小栗旬 (2006/09/06)
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
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~あらすじ~
ストリートパフォーマーのリョウヘイ、元青年実業家のユウキ、元実業団のバスケットボール選手の直人、その後輩のケイタ、元インテリアコーディネーターの進太郎、元銀行マンの正彦、元板前の鉄平。
7人はそれぞれの世界で夢に破れ、ホストクラブで働くことになる。
しかし指定された時間に来ると、保証金を渡した店長が見つからない。
失った金を取り戻すには稼ぐしかなかった。
そこで、ホストクラブ“DOGDAYS”をオープンさせることに。7人の、ひと夏の大騒動がはじまった…!


ひょんなことからホストクラブを始めることになった若者たちが繰り広げる涙と笑いの青春ホストムービー登場!
陰謀、駆け引きなどは一切なし。
新米ホストを演じるのは、「花より男子」の小栗旬、『フライ,ダディ,フライ』の松尾敏伸、『魁!! クロマティ高校 THE★MOVIE』の須賀貴匡、「仮面ライダー剣(ブレイド)」の森本亮治、「嬢王」の桐島優介、『男たちの大和 / YAMATO』の平山広行、「真珠婦人」の葛山信吾の7人。
これからの活躍が期待される若手俳優が集結しています。
63 GyaOより転載


昔のアイドル映画の路線でしたね。
好きなキャストがいればそれなりに満足するのではないでしょうか。
しかし脚本に物足りなさを感じました。
やたらと多い登場人物と、クサイ台詞。
一人一人、設定が(過去)があるのに焦点が絞りきれずに詰め込みすぎて軽くなった感じがします。
はっきりいって映画にする意味がわからなかったなぁ…。


とはいえ、若手俳優さん達は好演していますよ。
あたりまえだけど若々しさはあるし、爽やかですし。
ホスト映画とはいってもドロドロした内容ではないので清潔な感じもするし。
ただラストで好みははっきり別れるでしょうね。
個人的にはあのオチはありえない、です。
ヒネリを加えたつもりなんでしょうけど、台無しって感じ。
展開的に予想はつくし、ああいうオチもありなのはわかりますが…妙に後味が悪かったです。

2007年01月23日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

キャッシュマン

キャッシュマン

キャッシュマン
マーシャ・メイスン、ジェイソン・ロバーズ 他 (1988/05/25)
ビクターエンタテインメント
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~あらすじ~
女手ひとつで息子マイケルを育てているノラ(マーシャ・メイソン)は、車の盗難がきっかけでブライアン刑事(ドナルド・サザーランド)とデートをするようになった。
そんなノラのもとに、突然実の父親マックスが謎の大金と共に帰ってきた。
余命幾ばくもない彼は、残された時間をノラたちと過ごしたいというのだ。
家族に喜ばれようとプレゼントを次々とするマックスにノラは困惑する。
一方で、ブライアンは急に羽振りの良くなったノラを不思議に思い…。


ある日、女教師の主人公のもとに、父が謎の大金と共に戻ってくることで大騒動が起きて…。
ニール・サイモン脚本(『おかしな二人』)による心温まるホームコメディ。
4度のアカデミー賞ノミネート歴のあるマーシャ・メイソン主演。
恋人役をドナルド・サザーランド、息子役をマシュー・ブロデリック(『プロデューサーズ』)が演じました。
なんと、キーファー・サザーランド(『24 -TWENTY FOUR- 』)のデビュー作で一瞬だけ出演しています。
63GyaOより転載


オバカっぽくゲラゲラ笑えるコメディではなかったです。
芸達者なキャストのおかげがヒューマンドラマのようでした。
家族との空白の時間を埋めようとばかりに次々とプレゼントを贈るマックスが妙に哀しかったです。
何も贈るものがなかったから家に帰れなかったという父に、愛情だけで十分だったという娘。
お金で買えない幸せについての映画でした。
マックスが持っていた大金はいわくつきのもので、彼は追われる立場でもあるのですが。
なんだかラストが気に入りませんでした。
結局、マックスはノラのもとを去るんです。
それをブライアンも黙認するのが…。
マックスはずっと逃げる生活なのかなとか、余命幾ばくもないというのは本当なのかな、とか。
マックスのその後が心配になっちゃいました。


ドナルド・サザーランドが若いです!
(個人的にはキーファー・サザーランドより好き。)
彼は良い歳の取り方をしているなぁ。
息子役のマシュー・ブロデリックは反対にいつまでも若いままだなぁという感想。
素直で爽やかな男の子役がピッタリでした。

2007年01月22日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

ロミーとミッシェルの場合

ロミー &ミッシェル


ロミー &ミッシェル
ミラ・ソルヴィーノ (2005/06/08)
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
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~あらすじ~
ロサンゼルスで定職もつかずに、自由奔放な生活を送っていたロミー(ミラ・ソルヴィーノ)とミッシェル(リサ・クードロウ)。
ある日ふたりは、高校の同級生ヘザー(ジャニーン・ガラファロ)から10年ぶりに同窓会が開かれると聞かされる。
高校時代にいじめられていたことを思い出して、同級生を驚かせてやろうと企むふたり。
高級車を調達し、都会で成功したキャリアウーマンのフリをして同窓会に乗り込むが…。


いじめられっ子ふたり組が、高校の同窓会にキャリアウーマンのふりをして乗り込んで…!?
ちょっとキュートなブロンド美女ふたり組のポップな青春コメディです。
主演を演じたのは、アカデミー賞女優のミラ・ソルヴィーノ(『誘惑のアフロディーテ』)と、ドラマ「フレンズ」でもコメディセンスを証明したリサ・クドロー(『アナライズ・ミー』)。
「ザ・シンプソンズ」の脚本を手掛けたデビッド・マーキンが監督を務め、テンポのいいコメディに仕上がっています。
63GyaOより転載


とってもキュートな、女性向け(それも「負け組み」と呼ばれる)の映画です!
「勝ち組」「負け組み」なんて嫌な言葉が定着しつつありますが…日本だけじゃないんだなぁと実感。
「幸せ」の定義なんて、自分が「幸せ」と感じていたらそれでいいじゃない!と前向きな気持ちになれます。
ロミー(ミラ・ソルヴィーノ)とミッシェル(リサ・クードロウ)、際立った個性(感性)の持ち主ゆえ学校や社会から浮いているんですが。
この二人の関係、親友というより姉妹のようです。
こういう女同士の友情ってあるよな、いいな、って思いました。
似たもの同士ゆえの衝突もあるんですが、言いたいことをズバズバ言って、でも言い過ぎたなと思えばごめんねって言える二人の関係はステキです。
というか、この映画、ミス・キャストがありません!
特に一匹狼のようなヘザー(ジャニーン・ガラファロ)の演技には釘付けになってしまいます。
いじめっこ達もいじめっこキャラに徹底していますし。
ラスト近くにちゃんといじめっこをギャフンと言わすのがまた痛快です!
元気になれる作品です。


素晴しかったのはそれだけじゃなくサントラも。
まぁ下記↓参照してみてください。
Romy And Michele's High School Reunion (1997 Film)
Romy And Michele's High School Reunion (1997 Film)
Original Soundtrack (1997/11/18)
Hollywood
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80's好きにはたまらないでしょう!?
この曲達が要所要所、ベタなくらい良いタイミングで流れだし映画を盛り上げています。
映画の中で使われていた「Time After Time」なんかが入ってないのが残念ですけど。
あと、邦画のタイトルですが「ロミーとミッシェルの場合」「ロミー&ミッシェル」、まぎらわしいですが同一のようです。

2007年01月20日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

ドク・ソルジャー 白い戦場

ドク・ソルジャー 白い戦場


ドク・ソルジャー 白い戦場
ジョン・C.マッギンリー、リー・トンプソン 他 (2005/06/24)
ビクターエンタテインメント
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~あらすじ~
退役軍人病院でインターンとして働きだしたモーガン(キーファー・サザーランド)。
だがその実情は、経費削減のためほとんどの患者が入院もできず、まともな治療ができない医療センターだった。
モーガンは、そんな病院で患者のために上層部に禁止されている手術や医療器具を使って治療を行っているスタージェス(レイ・リオッタ)たちに出会う。
やがてモーガン自身も非人道的な病院のやり方に疑問を覚え始め、スタージェスと共に上層部に立ち向かうが…。


退役軍人病院で働く正義感溢れる医師たちを描いた、劇場未公開の医療ドラマ。
経費削減のために患者を追い出そうとする病院上層部と、なんとか患者を病院で治療しよと奮闘する現場の医師たちの攻防戦が見どころです。
主演を、キーファー・サザーランド(『24 -TWENTY FOUR』)とレイ・リオッタ(『“アイデンティティー”』)という2大スターが務めました。
監督は『おかしな二人2』のハワード・ドゥイッチ。
63GyaOより転載


「ER」でも同じような内容を観たことがあります。
医療現場では現実的におこっている出来事なんでしょうね。
とりあえずその場はハッピーエンドなんですが…多少の改善はあったとしてもすぐに解決するような問題じゃないので短絡的に「良かった!」という感想だけのドラマではなかったです。
日本でも医療関係の問題は年々増加していますし…。
お金でなんとかなる命があるという現実…凹みます。
ストーリー自体はテンポも良く観易かったです。
医師達の無茶苦茶な行動には笑えますし、要所要所に涙もありますし。
キーファー・サザーランドの茶目っ気と笑顔を久しぶりに観た気がしました。
リー・トンプソンも久しぶりに観ました。
レイ・リオッタとちょっといい感じになる役がキャシー・ベイカーだったのが微妙。
個人的にはキャシー・ベイカー=お母さん役なので。
重い内容にもかかわらず観終わった後はそれほど重い気持ちにはなりません。
それが良いのか悪いのかはわかりませんが。
「これで終わりじゃないんだよね」という意識は残りました。

2007年01月18日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

ラスベガスをやっつけろ

ラスベガスをやっつけろ


ラスベガスをやっつけろ
ジョニー・デップ (2000/06/23)
アミューズソフトエンタテインメント
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~あらすじ~
1971年。
ジャーナリストのラウル・デューク(ジョニー・デップ)とサモア人弁護士ドクター・ゴンゾー(ベニチオ・デル・トロ)は、ラス・ヴェガスで開催される野外レースの祭典を取材するため、レッドシャークと名付けた真っ赤なスポーツ・カーで旅立った。
トランク一杯に、大麻・コカイン・LSD・メスカリン等々、ヤバいドラッグを詰め込んでいたふたりは、出発するやいきなりドラッグをキメて、もはや夢うつつも定かではない。
超一流ホテルのスウィートルームに宿泊したふたりは、レース取材もそっちのけで早朝からドラッグ三昧。
ゴンゾーはエレベーターに乗り合わせた美人レポーター(キャメロン・ディアス)にノボせたかと思うと、キレて浴槽で眠り込む始末。
ルーム・サービスは使いたい放題、部屋は荒らしまくるとやりたい放題のかぎりを尽くした彼らは、勘定もせずにホテルから脱出。
ゴンゾーは飛行機で帰り、デュークはハイウェイを飛ばすが、ホモ臭い警官(ゲーリー・ビジー)の尋問を受けた。
結局仕事がまた舞い込んで彼はヴェガスに逆戻り。
デュークはゴンゾーと再会したが、彼が連れてきてよせばいいのにドラッグを与えたらトンでしまった未成年の少女ルーシー(クリスティーナ・リッチ)を持て余す。
まさに白日夢のような時間が過ぎるなか、デュークは自分たちは失われたアメリカの夢を追い求めているのだとタイプライターを打ち続ける。
かくして大騒動を繰り広げたふたりは、最後にダイナーのウェイトレス(エレン・バーキン)との接触を最後に、ヴェガスを後にするのだった。
63goo 映画より転載


映像化は不可能といわれた71年発表のハンター・S・トンプソンの原作を、鬼才テリー・ギリアム監督が見事に映画化した話題作である。 
71年のアメリカ合衆国は、混迷の時代を迎えていた。
泥沼化するベトナム戦争、退廃したフラワームーブメント、チャールズ・マンソン事件。
かつてのアメリカの象徴だった「アメリカン・ドリーム」などどこへやら…。
そんな閉塞した時代の空気に風穴を開けるべく、2人のクレイジーな男が大量のドラッグをキメながら、一路ラスベガスを目指す。 
ギリアム監督ならではの斬新な映像世界と、70年代の王道ロックンロールナンバーが見事に融合した、痛快ロードムービーだ。
主演のジョニー・デップをはじめ、ベニチオ・デル・トロ、クリスティーナ・リッチ、キャメロン・ディアス、トビー・マグワイヤら、豪華共演陣にも注目だ。
63Amazon.co.jpより転載


正真正銘のドラッグ・ムービー。
トリップ感と出演者に興味のない方にはあまりオススメではありません263
とにかく最初から最後までラリっているだけの映画です。
QUEENファンの間では最近何かと話題のジョニー・デップですが。
ジャック・スパロウも裸足で逃げだす勢いの怪演です。
髪型と、横山やすし(大好き415)を彷彿させる動きに役者魂を感じます。
ベニチオ・デル・トロの太り具合と汚れっぷりもすごいし。
カメオの役者さん達も豪華ですし。
「裸のランチ」を暗とすると「ラスベガスをやっつけろ」は明、といった感じ。
奇妙な酩酊感を味わえます。
サントラには布袋さんも参加してるんですね。
知りませんでした。

2007年01月17日 | 映画・テレビ | トラックバック:1 | コメント:0

The Duchess And The Dirtwater Fox

ゴールディ


~あらすじ~
1882年、サンフランシスコのバーバリーコート。
カードのイカサマ師マロイ(ジョージ・シーガル)は、窃盗団ブラットワーズが銀行のお金を強奪するのを手伝わされるが、窃盗団の裏をかいてまんまと大金をせしめることに成功。
だが、マロイはせっかく奪った大金を売春婦のアマンダ(ゴールディ・ホーン)にスキをつかれて盗まれてしまう。
アマンダには、上流階級のウィディコム家に家庭教師として雇われるために着飾るお金が必要だったのだ。
かくして窃盗団から追われるマロイ、そのマロイに追われるアマンダの逃亡劇が始まるが…!


盗んだ大金は窃盗団のお宝で…!?
男女の逃避行を描くロマンティックな西部劇コメディ。
主演のゴールディ・ホーン(『永遠(とわ)に美しく…』)は、売春婦という役所ながら茶目っ気たっぷり!
まさに彼女の魅力が詰まった作品です。
劇中でホーンの歌声が披露されているのも、見逃せません。
相手役を務めたのは、『バージニア・ウルフなんかこわくない』でアカデミー賞にもノミネートされたセクシーな米スター、ジョージ・シーガル。 
63GyaOより転載


国内盤のDVDを検索しても見つからなかったので、画像は海外発売のDVDのパッケージ画像です。
ゴールディのための映画、その一言につきます。
とにかくゴールディがかわいい!!
売春婦という役のためお行儀の悪いことをいろいろとするんですが、生々しいいやらしさは感じさせません。
ノリノリで演じているところに潔さすら感じます。
第二のゴールディはキャメロン・ディアスだとよく言われていますが…やっぱり別物ですねぇ。
浜崎あ○みをテレビで見かけるたびにゴールディをお手本にしようとしているのか?と思っちゃいます。
ラブコメ好きな方はゴールディ映画は必見です。

2007年01月15日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

すべてをあなたに

すべてをあなたに


すべてをあなたに
リブ・タイラー (2006/10/27)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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~あらすじ~
1964年、ペンシルバニア州エリー。
ドラマーだったガイ(トム・エベレット・スコット)は、ある日ピンチヒッターとしてバンド“ワンダーズ”に参加することに。
その夜、地元のバンド・コンテストに出場したワンダーズは、“ザット・シング・ユー・ドゥ”を演奏してなんと優勝、自主製作のレコードまで発売して人気を得る。
バンドメンバーのガールフレンドであるフェイ(リヴ・タイラー)の支えもあって、バンドはとんとん拍子にデビューを果たすが…。


ビートルズが全盛期だった1960年代のアメリカを舞台に、4人組のバンドの若者たちの成功と挫折を描く青春音楽ドラマ。
トム・ハンクスの初監督作品であり、出演、脚本のほかにも彼自身が本編オリジナルの作曲までこなしたこだわりの作品です。
その爽やかでどこか懐かしさを覚える60年代風の音楽の数々は必聴。
また、リブ・タイラーが主演を務めたほかにも、ブレイク前のシャーリーズ・セロンも出演しています。
63GyaOより転載


パッケージだけを見るとトム・ハンクスとリブ・タイラーがメインのようですが、そうではありません。
リブ・タイラーが主演というのは知名度だけじゃないかしら?
バンドメンバーの方がメインです。
いわゆる「一発屋」の栄光と挫折を爽やかに描いた映画です。
ビートルズの大ファンであるトム・ハンクスが趣味と実益を兼ねて制作したようです。
60年代の音楽好きにはオススメです。
サントラがなかなか良いです。
こんな感じ→http://www.youtube.com/watch?v=lob0cYXv9h0
トム・ハンクス、やるな!といった感じ。
ストーリー自体はありがちで単純。
ショービジネスが絡んでいるのでドロドロとした内情とかを見せつけるのかと思いきや、そのへんはさらりと。
登場人物の個性もはっきりしていてとてもわかりやすいです。
全編を通して60年代風のアメリカン・ポップスが流れているのでとても明るいです。
深刻さは微塵も感じさせません。
気楽に楽しみました。


リブ・タイラーもかわいらしかったけど、シャーリーズ・セロンがリアルなバービー人形といった感じでかわいらしかったです。

2007年01月14日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

ユリイカ(EUREKA)

ユリイカ(EUREKA)


ユリイカ(EUREKA)
役所広司 (2002/02/22)
メディアファクトリー
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~あらすじ~
バスジャック事件に遭遇し生き残った、運転手の沢井真(役所広司)と、中学生の田村直樹(宮崎将)と小学生の梢(宮崎あおい)の兄妹。
2年後、彼らは再会し、それをきっかけに奇妙な共同生活をはじめる。
そこに、突然現われた兄妹の従兄・秋彦(斉藤陽一郎)も加わり、さらに4人での生活がはじまった。
一方、周囲では連日のように通り魔殺人事件が発生。
そんななか、やがて4人はあてもない再生の旅へと旅立つのだった…。


九州を舞台に心に深い傷と孤独を抱える人びとの、再生への旅路を描いた感動のヒューマン・ドラマです。
2000年カンヌ国際映画祭で高い評価を受け、国際批評家連盟賞とエキュメニック賞を受賞。
独特のセピアカラーの映像演出により、静かな情景のなかに登場人物の繊細な心理と世界観が見事に描写されます。
主演を務める役所広司(『うなぎ』)ほか、宮崎あおい(『初恋』)が抜群の存在感ある演技を披露し観る者の心を揺さ振ります。
63GyaOより転載


3時間半以上ある長編ですので時間に余裕がないとなかなか観れません。
最初はグダグタに長いのかななんて思いながら観始めたのですが、あっという間に惹きこまれ一気に観てしまいました。
観終わった後は小さくため息が出てしまうほどで、それだけ集中して観ていたことに気がつきました。
この映画を観るまでは宮崎将と宮崎あおいが実の兄と妹であることを知りませんでした。


現実をしっかり生きている国生さゆりと、心を閉ざし現実と一線を引いて生きていた宮崎あおいが特に良かったです。
邦画でありがちなんですが、ところどころ台詞が聴き取り難かったのが残念。
(ボソボソと小声で喋るところなんか字幕が欲しいと思ったり…263)
方言は良かったですよ。


繊細な心理描写にこの尺の長さは必要不可欠。
無駄のない映像にこの監督の力を感じました。
役所広司と宮崎将の短い会話にすべてが凝縮されている気がします。
宮崎あおいの「犯人の人」と言った時の気持ち。
決まりきったバスの運行ルートから、まわり道(道を逸れる)の必要性。
原始的な手法での互いの存在確認。
ジム・オルークの「EUREKA」がラジオから流れたり、ラストにセピアから色がつきはじめるタイミングの絶妙さ。
(青空ではなく薄曇なのがまたリアルで憎い。)
意味深なシーンの点と点が最後に繋がるのもある意味EUREKA(ギリシャ語の「発見」の意)。
一時的なものかもしれませんが、閉鎖的な虚無感に苛んでいる方はラクになれるような映画かもしれません。


登場人物(特に秋彦)も過去に何かあったような含みがあると思ったら、序章のような位置づけ(?)で「Helpless/ヘルプレス」という映画が先にあったんですね。
そちらもいずれ観てみたいと思いました。


個人的には「ニンゲン合格」をもっと重く、淡々とした映画、というスタンスにあります。
あ、これも役所か。

2007年01月13日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

夜汽車

夜汽車


夜汽車
秋吉久美子、萩原健一 他 (2005/07/21)
東映
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~あらすじ~
13歳の時に母親が死に、妹・里子(秋吉久美子)の養育費を稼ぐために芸妓として生活するようになった露子(十朱幸代)。
16年ぶりに故郷に帰った露子は、17歳の女学生に成長した里子と再会。
その土地に腰を落ち着け、露子は田村征彦(萩原健一)という男と愛し合うようになる。
だが、里子が病に倒れたために、露子は再び入院費用を稼ぎに各地を転々とすることになってしまう。
月日が流れ、やがて里子と征彦が男女の仲になり…。


昭和初期を舞台に、同じ男を愛してしまった姉妹の激しくも哀しい人生を描く人間ドラマ。
直木賞作家、宮尾登美子の短編傑作『夜汽車』『岩伍覚え書』をもとに映画化した作品です。
姉妹役を十朱幸代(『櫂』)、秋吉久美子(『異人たちとの夏』)が演じ、本作での秋吉久美子の演技はブルーリボン賞にも輝きました。
姉妹に想いを寄せられる男性役を萩原健一が哀愁たっぷりに演じているのも見所です。
監督を務めたのは、『極道の妻(おんな)たち 最後の戦い』などを製作してきた任侠映画の巨匠・山下耕作。
63GyaOより転載


宮尾登美子の視点で描かれる女性に惹かれ、彼女の原作の映画はほとんど観ていますがこの作品だけはキャストの食わず嫌いもあり、今まで観ていませんでした。
が、観て良かったです。
面白かったと言うと語弊があるかもしれませんが、充実した内容に満足しています。
ただ少し気になったことと言えば秋吉久美子と十朱幸代の年齢。
観ているうちに気にならなくなる程度ですけど。
それにしても美人と言われる女優さん達は歳をとりませんね。
ショーケンを筆頭に俳優さんたちは確実に老けているのに。
高知が舞台なんですが、映画やドラマにつきものの方言のストレスを感じないのが嬉しかったですね。


この作品は姉妹がメインなんですけど、この二人が哀れで…。
人身売買や売春のようなことが公然と行われていた時代。
女性がそれを拒むことが許されなかった時代。
現代でもそんな女性であるだけで地位の低い国なんかもありますが、数十年前の日本でこんなことが起きていたというのは事実です。
いまだにその風習や習慣のようなものも残っていて、あえてそちらの世界に身を置いている人間もいますが。
職業に貴賎はないと思いながらも、人格に貴賎はあると宮尾作品を観る(読む)たびに感じます。
したたかにならざるをえなかった女性達の心情に胸が詰まります。


ファンの方には申し訳ないのですがショーケンの魅力が私にはわかりません。
その時、その時は本気でも全体を通すと一貫性のない刹那的な生き方…ダメ男に母性を発揮してしまう女性も世の中には多くいますからねぇ。
このへんは好みの問題だと思いますが、ショーケンが演じただけで個人的にはアウトでした。

2007年01月12日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

ミート・ザ・ペアレンツ

ミート・ザ・ペアレンツ


ミート・ザ・ペアレンツ
ロバート・デ・ニーロ (2003/07/25)
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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~あらすじ~
やっとのことで彼女にプロポーズ、OKの返事をもらったグレッグ(ベン・スティラー)。
彼女の両親に会うため実家のあるNYへ行くと、そこに待っていたのは威圧的でユーモアを解さない元CIA諜報員の父親ジャック(ロバート・デ・ニーロ)。
ジャックに気に入られようと懸命になるグレッグだが、何をやっても裏目に出る始末。
その場しのぎの嘘がバレて事態は最悪に。
はたしてグレッグは愛する女性と結婚できるのか…。
娘を溺愛し、どんな男でも娘の夫にはふさわしくないと思う父親像を思いっきりコミカルに描いたホームコメディ。
デニーロがマジメであればマジメであるほど笑ってしまう。
ベン・スティラーもデニーロに負けじとスピード感で勝負に出て、新旧俳優の一騎打ちがなかなか楽しめる。
監督は『オースティン・パワーズ』のジェイ・ローチ。
お下劣ギャグやブラックな笑いは鳴りを潜め、温かくてほんわかと感動できる作品に仕上がっている。
63Amazon.co.jpより転載


ホームコメディということなんですが…ちょっと観る人を選ぶ内容かもしれません。
結婚を考えて女性の両親に初めて挨拶に行く男性は緊張感や恐怖感が倍増しそうな内容です。
それとコワモテ限定のデ・ニーロファンはがっかりするかも。
そういう意味では女性向けの作品かもしれません。


現実にありそうなことを多少のデフォルメでコメディにしているので、何にも考えずに笑えるという作品ではなかったです。
個人的には、デ・ニーロが娘を溺愛するあまり「嫁にはやらん!」とばかりにムキになる姿には思いっきり笑えましたけど。
あと飼い猫にむかって(まさに!)猫なで声を出す場面。
(本当にどんな役でもこなしますね。)
マフィアやらなんやら、怖い役のイメージが強いのでなおさら面白かったです。
違った意味でこちらの役も怖かったですけどね。
DVDの特典映像としてNG集がついているんですが、そちらも笑えました。
デ・ニーロってもしかしたら笑い上戸?


ベン・スティラー演じるグレッグが、本人の責任でもあるんですがやることなすことすべて裏目に出るのが見ていて同情してしまうほどでした。
負の連鎖にすっかりはまっているといった感じ。
タイミング次第でこうも最悪の事態になるのか、みたいな。
最後はそれなりにメデタシになるので良かったですけど。
この作品2もあるようですね。
そちらは結婚間近になった両家の親が対面という内容のようで、その後が気になるのでまたいつかそちらも観てみたいと思っています。

2007年01月11日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

卍まんじ

卍


卍まんじ
秋桜子 (2006/04/28)
アートポート
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~あらすじ~
弁護士の夫・謙二(野村宏伸)を持ち、社会的にも経済的にも恵まれた生活を送る園子(秋桜子)。
彼女は美術学校で、無邪気でありながら妖艶な魅力を持つ光子(不二子)と出会う。
ある日、光子は自身の婚約を破談にするため、園子に同性愛の恋人のふりをしてほしいと持ちかける。
最初はたわいのない遊びだったはずが、いつしかふたりは本当に妖しい関係を持ち始めてしまう。
だが、そんなふたりの様子に謙二が疑問を持ち…。


女と女の妖しい世界を描いた文豪・谷崎潤一郎の原作は、若尾文子と岸田今日子主演で作られた作品をはじめ幾度となく映画化されてきました。
今回主演を務めたのは、天才写真家・荒木経惟のモデルとして活動してきた秋桜子と『花と蛇2 パリ/静子』の不二子。
ふたりの若き女優たちによってより大胆に官能的な世界が描かれている異色作です。
監督を務めたのは、『クルシメさん』『恋する幼虫』などでカルト的な人気を誇る井口昇。
63GyaOより転載


刺青 SI-SEI」に続き、谷崎原作の奇妙な映画発見!!
と思ったら同じ製作会社でした。
(刺青も若尾文子で撮っているようですね。)
昨日観た「
」と原作は同じなんですが、キャストと解釈の違いでこれほど変わるのか!?という良い例のような作品でした。
こちらはR-15指定です。
直接的な性的描写がパワーアップしています。
というか、「卍」のエロ重視のパロディ。
失笑・苦笑、とにかく笑わさせてもらいました。


園子役は秋桜子、コスモスコという方。
とにかく彼女が愉快でした。
目つき悪すぎ!口をへの字に曲げすぎ!!着物似合わなすぎ!!!
裕福な世間知らずの若奥様というより、旅館の仲居さんのようでした。
擬音語をすべて表情と仕草で表すという荒技をやってのけます。
光子は光子でちょっと受け口で舌足らずな喋り方がチャーミングといえばチャーミングなんですが…男も女も惑わすほどの魅力はまったく感じられませんでした。
野村宏伸もギャグのような設定でしたし。
綿貫訳の荒川良々は最初から変な人ですし。
谷崎の醍醐味でもある耽美的なものがいっさい感じられない作品です。
カルト映画ですねぇ…。
若尾文子の「卍」と比べて観たら、さらに楽しめるはずです。


1987年に樋口可南子、1997年に坂上香織での「卍」もあるようです。

2007年01月10日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

卍



若尾文子 (2001/06/27)
徳間ジャパンコミュニケーションズ
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~あらすじ~
夫がいる身ながら園子(岸田今日子)は、絵画教室で出会った光子(若尾文子)に惹かれていた。
奈良へ出掛けたふたりの仲はより親密になり、いつの間にか互いに愛し合うようになってしまう。
ふたりは手紙のやりとりで想いを交わすが、園子の夫・孝太郎(船越英二)はその仲を疑いだしていた。
そんなある日、光子から園子に助けを求める電話が入る。
駆けつけた園子の前に現れたのは、なんと光子の婚約者を名乗る綿貫(川津祐介)という男だった…。


谷崎潤一郎の同名小説を『兵隊やくざ』の増村保造監督によって映画化。
人妻が若く美しい女性の虜になり、禁断の愛の世界に足を踏み入れてしまう姿を描いています。
男性だけでなく、女性をも虜にし、相手を翻弄する小悪魔的な若い娘役を若尾文子(『浮草』『刺青』)が好演。
彼女は増村保造監督とコンビを組み数々の名作を世に出してきた名女優です。
一方、人妻でありながら若い娘に心を奪われてしまう女性役を、岸田今日子が演じています。
63GyaOより転載


1964年の古い日本映画。
いやぁ…岸田今日子の若かりし姿、初めて観ました。
妙にキレイなんですよ。
アンバランスな魅力というか、ちょっとヘンなところに色気を感じたり。
晩年とそれほど変わってないのですが…「変な人キャラ」としてしか認識していなかったのでなんとも言えないギャップにまず戸惑いました。
吉行和子にしろ富士真奈美にしろ、過去にちゃんと実績を残しているから今があるんだなぁと思いましたね。


原作は一度読んだきりなんですが。
特に好きな作品でもないのですが映画も谷崎っぽくて納得できました。
登場人物たちの焦燥感・緊張感、テンションの高さが谷崎の倒錯した世界観を巧く表現しています。
谷崎語(この作品の関西弁は実際にはないようです)が、ねちっこさや淫靡さを倍増させています。
時代背景を考えれば、相当センセーショナルな作品だったんではないでしょうか。


若尾文子の小悪魔・悪女っぷりが良かったです。
60年代のファッションもキュートでした。
ヌードも差し替えしているとかしていないとかいろいろ言われていてよくわかりませんが、とにかく綺麗でした。
女優さん2人ともに言えるんですが、陶器のような肌ってこういうことか、なんて思ったり。
直接的な性的描写はほとんどないのですが、チラリズムのエロさは非常に高いです。
登場人物がみんなお金に困らず、比較的裕福な生活をしていたからこそ起きたお話。
退屈をまぎらすための火遊びがどんどん泥沼化していったというような。
だからどんなことをしても品があるんですよね。
そのへんの演じ方が秀逸でした。
ただ綿貫(川津祐介)が相当キモいです。
妙に印象的だったのが岸田今日子のマニキュア。
清楚で上品なイメージの反面、その逆も感じられて。
後味はあまりよくありませんが面白い映画でした。

2007年01月09日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

ゴーン・フィッシン'

ゴーン・フィッシン'


ゴーン・フィッシン'
ジョー・ペシ (2005/09/21)
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
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~あらすじ~
幼いときからトラブルを起こす事は大得意のジョー(ジョー・ペシ)とガス(ダニー・グローバー)は大の釣り好き。
幼馴染みのふたりは、憧れのフィッシング大会への招待券を当て意気揚々とフロリダに向かった。
ところが、道中である男に騙され車を盗まれてしまう。
犯人が連続殺人で指名手配中のデッカーだと知ったふたりは、デッカーに掛かっている賞金を手に入れようと考えて…。


トラブルを起こすことにかけては超一流の幼馴染みのジョーとガス。
ふたりが釣り大会に出かけて、トラブルに巻き込まれていく爆笑コメディ。
『リーサル・ウェポン』シリーズの名コンビ、ジョー・ペシ&ダニー・グローヴァーが主演を務め、息のあったボケっぷりを魅せる。
トラブルが起こっているのに、ほのぼのと陽気なふたりの姿には心癒されます。
共演には、芸能一家の長女ロザンナ・アークエット(『グラン・ブルー』)。
63GyaOより転載


釣りに興味のない方でも問題なく楽しめるコメディです。
「釣りに行こう!」が大前提であるにもかかわらず、釣りのシーンは皆無に近いです。
ただルアーやら、船やら、釣りに関する小道具も多々出てくるので釣り好きはもっと楽しめるかもしれませんが。
とにかくガスとジョーのコンビが最高!
まるでドリフの馬鹿兄弟を見ている気になります。
ちゃんと家庭を持っていることがすごい。
バカボンのパパにしろ、釣りばか日誌の浜ちゃんにしろ、変わった旦那さまにはしっかりものの奥様がつくのは定説なのでしょうかね?


私も何度か釣りの経験はありますが。
釣り糸を垂らしている時間の経過が楽しいんです。
気楽に人生と向き合えるような気がして。
一人でも、大人数でも、釣れても、釣れなくても。
だからこの映画、コメディなんですけど「いいなぁ」って思えることがありました。
ある意味、癒し系のオバカ・コメディです。

2007年01月07日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

ロケットマン

ロケットマン


ロケットマン【字幕版】
ハーランド・ウィリアムズ (1998/07/17)
ポニーキャニオン
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~あらすじ~
幼い頃から宇宙飛行士を夢見ていたフレッド(ハーランド・ウィリアムズ)。
宇宙オタクの彼の仕事は、NASAでの飛行プログラムの設計だ。
NASAでは火星プロジェクトが進んでいたが、アクシデントから乗組員のひとりが負傷してしまう。なんとそこで白羽の矢がたったのが、頭脳は天才的でも超ドジなフレッド。
フレッドの行くところには必ずハプニングが起きながらも、適正試験をなんなくクリア。
世界が見守るなか、ついに火星へと旅立つが…。


宇宙飛行士を夢見るフレッド。
頭脳は天才的だが超天然のおとぼけ者の彼が、火星プロジェクトの乗組員に選ばれてとんでもないことに!
果たして無事に地球帰還できるのか!?
劇場未公開のSFドタバタコメディ。
コメディアンのハーランド・ウィリアムズがドジな主人公を、船長役をウィリアム・サドラー(『ダイ・ハード2』)が演じています。エンドクレジットのあとにもちょっとしたオチが…!
63GyaOより転載


ディズニーの映画で久しぶりにゲラゲラ笑いました。
主役のフレッドを演じたハーランド・ウィリアムズはスタンダップ・コメディアンとして有名だった人のようです。
(テレビのコメディ番組でも大活躍で、さらに子供向けの絵本のアニメーターというマルチな才能を持っているようです。)
彼がめちゃくちゃ面白かった!
表情、仕草、間の取り方…お見事。
子供が「あんなことしちゃダメ」と言われるようなことを、大人になっても当然のことのようにやってのけるフレッド。
悪気はないんだけど「僕じゃないよ!」という口癖。
愛すべき変人を好演しています。
ちょっと下品、ちょっと乱暴、ちょっとの加減が巧く安心して観れます。
とてもスピード感があって気持ち良かったですね。
大統領達と歌うシーン、船長を助けるシーン、笑いの中にも良心というか、ほのぼのさせるシーンもきちんと描かれています。
「Mr.マグー、またまた大成功の巻」なんてちゃっかりディズニー映画を宣伝しちゃってるのもお愛嬌。
ラストまで飽きることなく観れました。
コメディとしてはかなり満足278

2007年01月06日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

ニンゲン合格

ニンゲン合格


ニンゲン合格
西島秀俊 (2001/01/25)
ジェネオン エンタテインメント
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~あらすじ~
14歳で交通事故に遭い、10年間昏睡状態だった吉井豊(西島秀俊)が奇跡的に覚醒した。
さっそく見舞いにきたのは家族ではなく、父親の旧友・藤森(役所広司)。
藤森に連れられ自宅に戻る豊だが、両親は離婚しており、妹は数年前に渡米。
かつて家族で暮らした家では、藤森が釣堀を営んでいるだけだった。
豊は、家の脇にあったポニー牧場を再建すべく奔走する。
まるで、あの頃の家族を再建しようとするかのように…。


14歳から10年間も意識不明に陥り、ふと目覚めると家族は崩壊していた主人公。
彼が目覚めたことで家族関係が新たな展開を見せる様子を、黒沢清監督が静かに、そしてリアルに描いた人間ドラマです。
“14歳の心を持った24歳”を演じる西島秀俊は、動きの細部にいたるまで役に入りきり、14歳の純粋さと不安定さを鮮やかに表現。
脇を固める役所広司との、皮肉かつ絶望的で、にも関わらず一筋の希望を残すラストシーンは秀逸です。
63GyaOより転載


観る側がどれだけ感情移入できるかによって感想が大きく左右される作品。
表面的にしか感じられなかったら平坦な退屈な映画に感じられるかもしれない。
説明不足だという指摘もあるようだが、えてして「現実」とはそんなもん。
いちいち言葉で説明が必要な日常のほうがありえない。
夢と現実の狭間のような映画でした。


西島秀俊、好きな俳優さんです。
14歳という子供から大人になる多感な時期に時間が止まり、いきなり10年後から時間が動き始める…。
大人と子供の違いって何だろう、家族って何だろう、人間って何だろうと漠然と考えてしまった。
精神年齢の低い人間っていくらでもいるけれど、主人公はちゃんと成長しているように思う。
「ちゃんと」の定義も定かじゃないけど。
空白の時間を埋めよう、取り戻そうとするのではなく、動き始めた時からがスタートというような希望も感じた。
加害者(大杉蓮)と再会した前後がじわじわと涙が出ました。
それだけにラストがせつなすぎた。
現実の残酷さに虚しくなる。
人と人との関わり方、個人の生き方…いろいろ考えさせられました。
感じ方は幾通りもありそうな映画でした。
観た後、考えすぎて疲れちゃった。

花に嵐の喩えもあるさ さよならだけが人生だ (井伏鱒二 訳)


なぜかこんな言葉が頭をよぎりました。
あと相田みつをの「にんげんだもの」。

2007年01月05日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

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