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ルパン三世 1st シリーズ

LUPIN THE THIRD first tv. DVD-BOX


LUPIN THE THIRD first tv. DVD-BOX
モンキー・パンチ、 他 (2001/07/04)
バップ
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~内容~
1971年放送の、緑のジャケットを着たルパンが活躍するシリーズ第1作目。
当時の“アニメは子供のもの”というイメージを根底から覆したアダルトな作風が特徴で、大塚康生、宮崎駿、高畑勲など後に大きく世に知られる一流スタッフが制作。
ルパンや次元、峰不二子、銭形警部、五ェ門などおなじみのキャラの活躍はもちろん、「裏切りは女のアクセサリー」などの大人の会話、銃撃戦やカーチェイスの描写などその完成度の高さは今なお鮮烈!


◆スタッフ
原作:モンキー・パンチ
作画監督:大塚康生
演出:大隅正秋
Aプロダクション
(宮崎駿、高畑勲)
音楽:山下毅雄
◆キャスト
ルパン三世…山田康雄
次元大介…小林清志
峰不二子…二階堂有希子
銭形警部…納谷悟朗
石川五ェ門…大塚周夫


63GyaOより転載


日頃、映画やPV等で活用させて頂いている無料動画サイトGyaO。
(現在は大好きなQUEENのライブ映像も観れる!!
特設ページは
こちらからどうぞ。
映画とか観ててもWWRY(ミュージカル)のCMが流れるのがちょっと嬉しい。)
そのGyaOがやってくれました!!
今日からルパンの放映開始314
それもシリーズ一作目ですよ。
緑色のジャケットのルパンですよっ!!!
も~っ、ワクワクしながら観ちゃいました415
ルパンの声優さんはもちろん故・山田さん。
不二子ちゃんの声優さんも現在とは違うんですね。
(二階堂有希子さんは柳生博さんの奥様らしいです。)


現在は1~2話まで放映中(毎週月曜日2話更新)。
1話と2話じゃキャラクターの顔が違うんですよ。
1話のルパンはある意味、衝撃的でした。
ルパン(初期のミッキーマウスみたい263
っていうか、OP曲からして釘付けになること間違いなしです。


ルパンを嫌いな方っているんでしょうかね?
個人的にルパンは理想の男性ですけど。
この当時のルパンは、というより作風は大人っぽいです。
現在のようにはしゃぎすぎの感は少ないです。
フランス映画やニューシネマっぽいアンニュイな雰囲気も漂ってますし。
ルパンは小粋で不二子ちゃんはBBのようだし…何よりとっつあんが「できる男」なのがハードボイルドな作品になっている重要なポイントではないでしょうか。
4話からは演出に宮崎駿氏などが加わるそうです。
宮崎色が強くなるんでしょうかね?


とにかくリアルタイムで観れなかった世代ですし、再放送時はお子ちゃまだったので内容もうろ覚え。
新鮮な気持ちで楽しんでいます。
まだ五ェ門も登場していないし、今後のルパンの名言にも注目ですし、期待度大です。

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2006年10月30日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

ユニコーン 奇跡の航海

ユニコーン/奇跡の航海(ノーカット完全版)


ユニコーン/奇跡の航海(ノーカット完全版)
フィリップ・スピンク、ボー・ブリッジス 他 (2005/07/08)
日活
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~あらすじ~
母親を失い、エイスリング一家は深い悲しみに覆われていた。
妹のキャシーは、母親が遺していった未完成の絵本を眺めては、空想の世界で遊んでばかり。
姉のミランダは、皮肉や嫌味を口にすることで必要以上に強がってみせている。
そんな娘たちを、父親のエイスリングはどうすることも出来ずに見守っているだけだった。
しかしある晩、一家は母親の描いたファンタジーの世界に吸い込まれてしまう。
奇跡と想像力の世界に迷い込んだ一家は、妖精やドラゴンなどのファンタジー界の住人たちと出会いながら、果てしない冒険へと旅立っていく…。

全米で幅広い年代層に支持されているホールマーク社の製作によるSFX大作。
ジェームズ・C.クリステンセンの童話「Voyage of the Basset」を原作に、異世界での冒険を通して、家族が母の死を乗り越え生きる力や愛を再確認していく姿を描いている。
ホールマーク作品にはお馴染みの数々のクリーチャーも大活躍する、胸躍るファンタジー・アドベンチャー。
63GyaOより転載


寄せ集めの感は否めないけれど、テンポもよく十分に楽しい作品でした。
CGを最小限に抑えてあり、ある意味チープな作りにはなっていますが丁寧に仕上げられています。
ファンタジー界の住人達は良く出来た仮装といった感じですが、色彩も綺麗です。
トロール(悪魔)達は「パイレーツ・オブ・カリビアン」の死者系で汚くて臭そうでしたが286
この映画を観るまでは漠然とユニコーンって白いと思っていたので、黒いユニコーンが登場した時には軽くショックでした。
お姉ちゃん役のミランダが良かったです!
頼りない父親と、空想の世界に逃げようとする妹を唯一、客観的に見ていて強がっていたのが徐々に本来の子供らしさを取り戻し、かつタフに成長していく様は観ていて応援したくなりました。

2006年10月29日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

秘密の絆

秘密の絆


~あらすじ~
1950年代アメリカ。
その街では、3人の美しい娘をもつ町の有力者アボット家に人々の羨望の眼差しが集まっていた。
ダグ(ホアキン・フェニックス)の兄ジェーシーはアボット家をある理由から憎み、アボット家の次女エレノア(ジェニファー・コネリー)を誘惑し肉体関係を持つ。
一方、ダグは末娘のパメラ(リブ・タイラー)とプラトニックながらも恋仲になっていた。
だが、兄がアボット家の長女とも関係を持ってしまい、ダグとパメラは疎遠になり…。


1950年代のアメリカを舞台に、名家の娘と恋に落ちた青年を描く青春物語。
リバー・フェニックスの弟として注目され、近年では実力派俳優としての地位を確立したホアキン・フェニックスが主人公を演じました。
プレイボーイの兄に悩まされるひとりの青年の成長過程が丁寧に描かれています。
主人公と恋仲になるヒロイン役でリヴ・タイラー、その姉役で『ビューティフル・マインド』のジェニファー・コネリーも出演。
63GyaOより転載


古典的な青春・恋愛映画でした。
「ロミオとジュリエット」、「エデンの東」や「理由なき反抗」を陳腐にした感じです。
50年代のアメリカの(片田舎)の風景やファッションをのんびりしたテンポで楽しめます。
「いいお話」なんですが、個人的にそれほど感動はありませんでした。
50年代、アメリカのティーンエージャーって…老けてますね。
見た目は大人なのに精神年齢は歳相応で、行動や言動にイラッとさせられました。
親、兄弟、姉妹、それぞれ確執があり葛藤する様は上手かったです。
主人公のダグ(ホアキン・フェニックス)が石原義純に見えて仕方なかったです263
眉毛密度が似ているんでしょうか?
とりあえず彼が出演していたら、どんな映画もストーリーより眉毛に釘付けになってしまいます。
アニキの故・リバー・フェニックスは好きだったんですけどね。
当時、プライベートでもホアキン・フェニックスとヒロインのリヴ・タイラーはお付き合いしていたようですが、映画の中ではもちろん、変に勘ぐられるような演技はしていません。
次女役でジェニファー・コネリーが出演していますが。
清純な役ではなく、はすっぱなお尻の軽い女の子役。
ただ美人がこういう役をやると妙な凄味が出ますね。
主人公の母親が良かったです。
キャシー・ベイカーだったんですけど。
なんとなく消化不良で個人的な感想は可も無く不可もなく無くといった感じでした。

2006年10月28日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

Let'sチェックイン!

Let'sチェックイン!


Let'sチェックイン!
ジェイソン・アレクサンダー (2006/10/27)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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~あらすじ~
マジェスティックホテルは、毎日支配人の息子カイルと兄のブライアンのイタズラによって大騒ぎ。
そんななか、ラトレッジ卿という怪しい男が、お客としてホテルに宿泊することに。
なんと、彼はオラウータンに泥棒を働くようにしつけている宝石泥棒だったのだ!
ある日、オラウータンのダンストンがラトレッジのもとから逃亡。
偶然逃げ込んだ先はカイルの元だった。カイルはダンストンをかくまうが…。


マンハッタンの一流ホテルを舞台に、天才オラウータンとやんちゃな少年が泥棒を退治する、ファミリーコメディ。
賢いオラウータンが活躍し、泥棒を出し抜く姿は痛快。
ちょっと嫌みなホテルのオーナー役をアカデミー賞女優のフェイ・ダナウェイが、マヌケな宝石泥棒の役を『2番目に幸せなこと』『 真夏の夜の夢』のルパート・エヴェレットが好演しました。
劇場未公開作品。
63GyaOより転載


老若男女問わず楽しめる、純粋なファミリー・コメディ!
子供に動物を絡ませている映画にそれほどハズレがないように、この映画も(想定内通り)期待を裏切りません。
先の読めるストーリーなだけに、家族で安心して観られます。


オラウータン(オランウータン)の演技がすごいです。
つくづく人間に近い生物なんだなぁと感心してしまいました。
表情や仕草がとてもかわいらしかったです。
マヌケな宝石泥棒役のルパート・エヴェレットに笑っちゃいましたね。
ルパートといえば「アナザー・カントリー」。
憂える美少年だったのが…もちろん面影はありますが。
いろんなことのできる俳優さんになってたんですねぇ。
今回のインチキな役柄、ハマってました!
ホテルのオーナー役のフェイ・ダナウェイもさらっと、かつキラリとイヤミな役をこなしてましたし。
父親役のジェイソン・アレクサンダーもステキでした。
仕事熱心で、優しくて寛大、何よりも子供達のことを思っている理想的な「パパ」でした。
珍しく子供と同等に大人の俳優の個性が生かされている映画でした。
子役の兄弟はその後、俳優として活躍しているんでしょうか?
「天才子役」的な感じがしなかっただけに、なんとなく気になります。

2006年10月27日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

タナカヒロシのすべて

タナカヒロシのすべて デラックス版


タナカヒロシのすべて デラックス版
鳥肌実 (2005/11/23)
ジェネオン エンタテインメント
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~あらすじ~
 
かつら工場に勤める32歳の独身男、タナカヒロシ。
社交性皆無のタナカヒロシは、当然のごとく会社でも同僚や上司との付き合いはほとんどなく、趣味といった趣味も持たない退屈至極の人間。
それでも、どこか憎めないところがあるらしく、彼女はいないものの意外と女性たちからモテたりもする。
そんなタナカヒロシの一番の望みは、誰にも干渉されず日々を平々凡々と暮らしていくことだった。
ところが、父親の急死を皮切りに、タナカヒロシに次々と不幸が襲い掛かる。
この悪い流れを断ち切るため、ついにタナカヒロシは重大な決断を下すのだが…。


鳥肌実が「俳優」として出演している(それも主演!)以前から気になっていた「タナカヒロシのすべて」を観ました。
エキセントリックな演説をぶったり等は無しです。
ちゃんと「タナカヒロシ」というキャラを演じています。
(ポマードでテラテラの髪型は健在ですが。)
自閉気味で内向的な「タナカヒロシ」を鳥肌実というフィルターを通すと、挙動不審、奇妙な動きといったオプションが少なからず加わりますが。
いつもの中将の芸風とのギャップは楽しめました。
映画自体はアキ・カウリスマキ風。
ものすごく日常的で普遍的なことをやや斜めから(コメディ・タッチで)撮っています。
なのでこの映画自体に大きな感情の揺れはありません。
「ちょっと」の喜怒哀楽の匙加減は上手かったですけど。
淡々としています。


この映画も脇役やチョイ役でいろんな方が登場しますよ。
思いがけない人が登場したりして、それを発見する楽しみもありました。
ユン・ソナ(弁当屋の娘)、加賀まりこ(母)、高橋克己(小林専務)、宮迫博之(友人・田辺)、伊武雅刀(テルミンと俳句の会の先生)、市川実和子(テルミンと俳句の会の生徒)、小島聖(看護婦さん)、西田尚美(田辺の妻)、寺島進(おはようリフォーム・悪徳業者)、矢沢心(デリバリー嬢)…等々。
若手芸人もたくさんエキストラとして出演しています。
でも一番ウケたのは昭和のいる・こいる師匠。


音楽は白井良明が担当。
劇中「
コーヒー・ルンバ」(西田佐知子)、「これぞ恋」(アイ・ジョージ) 「月影のドンチュッチュ」(ゴールデンハーフ・スペシャル)、「蘇州夜曲」(日吉ミミ)等、昭和歌謡曲も多く使用していて現代なのにレトロな雰囲気を醸し出しています。
主題歌は「シャリマール」(クレイジーケンバンド)。

2006年10月25日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

恋愛100の法則

恋愛100の法則


恋愛100の法則
なかにし 礼 (2003/09)
新潮社
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恋文、嫉妬、不倫、心中…男と女の永遠のテーマ「恋愛」。
いかに人を愛するかという問いかけに、人生の達人・なかにし礼が巡らす斬新な思索の数々。
「恋にルールはない」「愛は金で買えるのか」「破滅もまたよし」、そして「愛するとはどういうことか、それはその人のために死ねるということ」。
名画のセリフや小説の断片をもとに、詩的発想で軽やかに綴る究極の恋の奥義、愛の秘術100篇。


~文庫本・裏表紙より転載


著者略歴
1938(昭和13)年、中国黒龍江省牡丹江市生れ。
立教大学文学部仏文科卒業。
シャンソンの訳詞家を経て、作詞家に。
「石狩挽歌」「時には娼婦のように」他多くのヒット曲を生み「天使の誘惑」「今日でお別れ」「北酒場」で日本レコード大賞を3回受賞。
他にも同作詩賞2回、ゴールデンアロー賞、日本作詩大賞など受賞歴多数。
クラシック界にも活動の場を広げ、オペラ「ワカヒメ」「静と義経」、オラトリオ「ヤマトタケル」、世界劇「眠り王」「源氏物語」などの作品がある。
’99(平成11)年、『兄弟』を発表して小説家に。
2000年、『長崎ぶらぶら節』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


なかにし礼 オフィシャルサイト 109


現在、読んでいるのがなかにし礼の「恋愛100の法則」。
なんだか圧倒されています。
昨日の「無能の人」とは真逆のタイプ330
いろんなことに貪欲でエネルギッシュな方です。
オフィシャルサイトを見て頂くとおわかりになると思いますが、膨大な数の楽曲を手がけています。
個人的には氏の退廃的でいかがわしくて、かつ情緒的で甘美な世界観が大好きです。


この本は、古今東西の映画や戯曲や詩集…いろんな台詞や言葉を恋愛に関連付けて書かれています。
氏の恋愛観、常人とは少々違ってておもしろいです。
相当な「俺様」です。
強引ですし、根拠があろうがなかろうが自信家ですし。
でも垣間見せるダメっぷりが魅力的なんですよ。
本能的に恋愛のタイミングを知っている方だと思います。
男性目線で書かれているんですが…普通の人にこの本に書かれているようなことをされたら確実に引きます263
ハウツー本ではないのですが、途中まで読んでいて氏が確実にモテる男だということだけは確信しました。
観てみたくなる映画や、聴いてみたくなる音楽、それと同時にしてみたくなる恋愛のシチュエーションを嫌味なく知的に書かれています。

2006年10月19日 | | トラックバック:0 | コメント:0

無能の人

無能の人・日の戯れ


無能の人・日の戯れ
つげ 義春 (1998/02)
新潮社
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漫画家として行き詰った<私>は、他人の目にはろくでなしに映るかもしれない。
ろくに働かず稼ぎも無く、妻子にさえ罵られ、奇天烈な空想に耽りながら、無為な日々を過ごしているのだから…。

甲斐性のない漫画家の悶々とした日常を描く「無能の人」、競輪場の車券売り場窓口越しに仄かに通い合う夫婦の愛「日の戯れ」など、滑稽かつ哀切な人間存在に迫る<私>漫画の代表作12編集成。


~文庫本・裏表紙より転載


「無能の人」、今の私にうってつけのタイトルです。
(自嘲・卑下しているのではないのでご心配なく。)
つげ氏、好きです。
ただマニアックなファンの方が大勢いらっしゃるので軽~く紹介するのはおこがましいと思い、今まで紹介しませんでした。
が、今まさに満を辞しての紹介です。笑


「無能の人」の主人公は漫画の描けない(描かない)漫画家。
家庭を支えるために仕方なくパートに出る妻と喘息持ちの幼い息子を持つ中年男性です。
漫画を描くのに行き詰ってしまい、いろいろな商売を始めるのですがどれも上手くいかないし長続きもしません。
川原で拾ったタダの石にタイトルをつけて売ってみたり、渡し場の番人、墓掃除人、骨董品屋、カメラの中古品屋、古本屋…などなど。
やりたくて始めた商売でもなく、ただ元手がかからず、面倒な手続きを必要とせず、他人との接触が少なくてすむという理由だけで始めるのだから、成功するはずがありません263
やる気があるとかないとか、世間体とか以前に「欲」のない男なのです。
そんな男が家庭を築いているのも不思議ですが。
家族との生活のためにとりあえず商売をしてみても、必死さは感じられません。
何かを否定・拒絶しながら生きているわけでもありません。
ただ行雲流水のように生活しているだけです。


忙しい毎日を過ごしていたら、ふと空を見上げて風になりたい、どこか飛んで行きたいと思うことってありませんか?
他人を傷つけるのもいやだし、傷つけたくもない。
だから他人と関わることを苦手に感じる。
社会のしがらみを捨て、仙人のような生活をしているのが主人公であり「無能の人」と呼ばれるのです。
家族があることでかろうじて下界と繋がっているような。
でもこれだけ勝手な生活をしていても、決して主人公は幸せとも不幸せとも感じないんです。


無能の人=生産性の無い人。
あるがままに生きている人のことでもあります。
この漫画、悲壮感はありません。
浮世離れしているかと思いきや、意外と現実味もあって。
読んで元気になれるものとも違いますが。
悟りに近い浮遊感を読後感じます。


余談ですが、つげ氏の背景画が好きです。
奇妙で不思議で懐かしい。
「千と千尋の神隠し」を観た時にも同じような印象を持ちます。

2006年10月18日 | | トラックバック:0 | コメント:0

きらきらひかる

きらきらひかる


きらきらひかる
江國 香織 (1994/05)
新潮社
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私たちは十日前に結婚した。
しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである。


笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。
そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのたが…。

セックスレスの奇妙な夫婦関係から浮かび上がる誠実、友情、そして恋愛とは?
傷つき傷つけられながらも、愛することを止められない全ての人々に贈る、純度100%の恋愛小説。


~文庫本、裏表紙より転載


真夜中~明け方に久しぶりに江國香織さんの「きらきらひかる」を読み返した。
以前読んだ時は正直、何の感想もなかった。
それもそのはず。
これは心が弱っている時、疲れている時、つまりデリケートな精神状態の時にこそ読む本だったのだ(今の私にピッタリだ263)。


「きらきらひかる」の主要登場人物の笑子はアル中と書かれているが下品な感じがしない。
情緒不安定で躁鬱気味、自分自身を持て余していてなんとなくアルコールに依存している。
一升瓶抱えて大声をあげたり、ピンクの象や大名行列と言った幻覚も見たりしない。
キッチンドリンカーのオクサンや、定職を持てないオヤジの「アル中」とはちょっと違う。
なんだかきれいなアル中だ。
笑子には睦月という「ホモ」の旦那さんがいる。
こちらも少々乱暴なくくり方だが、とにかく旦那さんは同性愛者で恋人もいる。
二人はお見合いで知り合い、両親や世間体のために利害が一致したので結婚するが…ある意味、偽装結婚。
そこへ睦月の恋人まで登場して三人の奇妙な関係が描かれているのだが。


流れるような文章でサラサラと読める。
(なので以前、元気が有り余っている時に読んでも心に残らなかった。)
今なら笑子の気持ちも少しはわかる。
この三人のバランスがとても居心地良さそう。
でもすごく脆くてはかなげでせつないんですよ。
「生活」とか「現実」とか臭みという不純物がいっさい感じられない文章(表現力)です。
リアリティも有って無いような不思議な感覚になります。
行間の余白に、静寂と白い空気を感じました。
若い女性に人気の作家さんと言われるわけだ!


この作品は1992年に映画化もされているんですね。
笑子(薬師丸ひろ子)、睦月(豊川悦司)、睦月の恋人(筒井道隆)。


この時期にこの作品だったので感じることがあったわけなので…江國さんのほかの作品は知りません。
おすすめはありますか?

2006年10月17日 | | トラックバック:0 | コメント:0

TUVALU  ツバル

TUVALU ツバル


TUVALU ツバル
ドニ・ラヴァン (2001/11/07)
キングレコード
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~あらすじ~
いつかの時代の、どこかの国。
荒れた土地の一角にある、ひなびた室内プール。
青年アントン(ドニ・ラヴァン)は、プールの管理人で目の不自由な父を手伝っている。
彼の毎日は忙しいが単調なものだった。
ある日、プールに父娘の客がやってきた。
アントンはすぐにその娘エヴァ(チュルパン・ハマートヴァ)にひと目惚れ。
そんなアントンをよそに、エヴァはプールを伸びやかに泳ぎ回り…。


世界で数々の映画賞を獲得した若き天才映像作家、ファイト・ヘルマー監督の初長編、異色のファンタジー・ドラマです。
カラー・モノクロと呼びたい色彩が独特。
“字幕のいらない映画”という不思議さも、本作をよりファンタジックにしています。
主人公の青年を演じるのは『ポンヌフの恋人』のドニ・ラヴァン。
相手役の『グッバイ! レーニン』のチュルパン・ハマートヴァが人魚のようにプールを泳ぎ回るシーンはまるで夢のよう。
63GyaOより転載


こんな映画、初めて観ました!!
まず台詞はあっても字幕がない。
でもその台詞は個人の名前であったり、挨拶程度の単語なので問題ないです。
色彩もモノクロやセピアや…なんと言っていいか…枯れているのにキラキラしている感じです。
サイレント風の映画なんですが、抽象的ですがストーリーの展開にはついていけます。
抑えられた色調と台詞で、こちらの気が散ることもなくファンタジーに浸れます。
というか、想像力をかきたてられます。


登場人物や建物や小物、すべてが奇妙でシュールで魅力的
1シーン、1シーンが切り取って絵画や写真になりそうなほどキレイ420
ある意味、お耽美ですよ~440
エッシャーの騙し絵や楠本まきさんの絵を映像化したような雰囲気です。
(ちゃんと起承転結はありますが。)
なので好みははっきりと別れると思いますが。


ツバルって温暖化でいつ沈んでもおかしくない小さな島国のことなんだと鑑賞後に知りました。

2006年10月12日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

フロッグ・プリンス

フロッグ・プリンス


フロッグ・プリンス
マーティン・ショート (2004/02/26)
ハピネット・ピクチャーズ
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~あらすじ~
中世のイギリス。
アンウィン王国のジョン王子は、従者であり魔術師でもあるロドニーとともに、醜いカエルの姿に変えられていた。
父親である国王を侮辱した罪でカエルに変えられてしまった2人は、もとの姿に戻る条件を満たせないまま、もう500年もカエルとして生きていた。
2人がもとの姿に戻る方法はただひとつ、真実の愛を誓い合い、結婚を決めた女性からキスをされることだった。
そんな2人が、ある日、ひょんなことからニューヨークへと連れ去られてしまう。
大都会ニューヨークで、2人に再び人間に戻るためのチャンスが訪れるのだが…。



グリム童話「カエルの王子さま」を現代風にアレンジした、ファンタジックでロマンチックなラブコメディ。
製作は「アルゴノーツ」や「ユニコーン」などを手掛けてきたホールマークエンターテインメント社。
映像特典として、予告編が収録されている。
63GyaOより転載


とってもチャーミングな映画でした。
軽いストーリーのわりには安っぽい感じもさせていません。
正真正銘「ファンタジックでロマンチックなラブコメディ」です。
個人的にはカエルは苦手なんですが330
そんなに気持ちも悪くなかったです。
(しいて言えばクレイジー・フロッグと同レベル)
そんな超有名な俳優さん達が出演しているわけではないですが…役柄の個性に合わせていて、みんな嫌味なくかわいらしいです。
心に強く残る作品とは違いますが、鑑賞後の後味は良かったです。

2006年10月11日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

エブリバディ・フェイマス!

エブリバディ・ファイマス!


エブリバディ・フェイマス!
ヨセ・デパウ (2003/03/05)
キングレコード
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~あらすじ~
家族想いだけれど冴えない父親が、歌手を目指す娘のために大奮闘するハートフル・コメディ。
娘マルヴァの有名アーティストのコスプレ衣装や、父ジャンの情けなさに油断していると家族の絆に泣いてしまうかも。
2001年アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品。
劇中でマルヴァのためにジャンが鼻歌で作曲した“ラッキー・マヌエロ”は、本作の主題歌となっています。
そのメロディは、見終わった後も頭から離れないほどインパクト大。


製造工場で働くジャン(ヨセ・デパウ)は、娘のマルヴァ(エヴァ・ヴァンデルフフト)に邪険に扱われながらも、娘の「歌手になりたい」という夢を応援していた。
しかしマルヴァは外見もイマイチ、歌も緊張するとうまく歌えない。
そしてジャンも会社の倒産で工場をクビになってしまう。
落ち込んでいたところ、偶然人気歌手デビーと出会ったジャンは出来心からデビーを誘拐。
デビー引渡しの条件は、マルヴァの歌手デビューで…?
63GyaOより転載


ベルギー、オランダ、フランスの合作ということで「ハートフル・コメディ」というジャンルに疑いを持ちつつ観始めましたが。
思いがけず良作でした!
笑いも涙も的を得てます。


父親の娘への愛情(親ばかっぷり)、それを邪険に扱う娘。
国が違えど父と娘の関係って似たようなもんなんですね。
娘がねレニー・ゼルウィガー…ケリー・オズボーン風なんですよ。
ちょっとぽっちゃり気味で。
どう見てもとびっきりの美人ではない。
でも父親からしたら「世界一」なんですよね。


町で定期的に行われている「のど自慢コンテスト」みたいなのに娘は毎回参加しているようなんですけど。
参加者がコスプレしているのが楽しかったです。
娘はヴァネッサ・パラディやマドンナに扮するんですが…身の程知らずってこういうことかと苦笑。
マイケル・ジャクソンやマリリン・モンローなんかも登場する中、聞き覚えのあるメロディーが。
QUEENのI WANT TO BREAK FREE 267
なんちゃってフレディがへなちょこアレンジで熱唱してました454


起承転結がきちんとしていて、テンポ良く観れます。
良い意味で余韻も残らずハッピーになれますよ。


劇中「フラマン」という単語が良く出てきて気になって調べてみるとインド-ヨーロッパ語族ゲルマン語派に属するオランダ語の一方言ベルギー王国の北部の公用語とのことでした。

2006年10月05日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

π(パイ)

π(パイ)


π(パイ)
ショーン・ガレット (2002/02/22)
ジェネオン エンタテインメント
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~あらすじ~
世界を解明する究極の数字に取り憑かれた男を描いた異色のSFサスペンスです。
監督・脚本は新鋭ダーレン・アロモフスキー。
超低予算で製作されたにも関わらず、巧みな語り口と斬新な映像で、サンダンス映画祭最優秀監督賞やインディペンデント・スピリット賞新人脚本賞に輝きました。
全米はじめヨーロッパでもっともエッジーな作品として大ヒット!!
モノクローム映像にデジタル音源を重ね、パラノイックな妄想世界を生み出しています。


マックス・コーエン(ショーン・ガレット)は天才的な数学能力をもち、オリジナルのスーパーコンピューターで数字の研究を続けていた。
マックスは世の中のすべての物事はひとつの数式によって解析できるのではないか、その数式で株式予想も容易になるのでは!? という考えにとりつかれていた。
そんなある日、コンピュータが暴走し数字の塊を吐き出した。
その数字をめぐってマフィアと、ユダヤの秘密結社から狙われることになるが…。
63GyaOより転載


世界中の事象はすべて数式で表現できるという信念のもと、株式市場の分析に勤しんでいた学者マックスは、ある日コンピュータの故障から弾き出された、ユダヤ教の神を表すといわれる216桁の数字に注目し、その分析を行ううちに、やがて妄想の世界へと入り込んでいく…。 
モノクロ映像の中に数字という知的かつ無気質な媒介を用いて、宗教的かつ哲学的要素を描出していくという異色スリラー映画で、アメリカではカルト的人気を博し、日本でもクリーン・ヒットを記録した。
音楽もテクノを多用しており、数字の文字映像との融合も不思議とピッタリで、余計に画面に入り込み、主人公さながら観客も妄想の世界へとトリップしていくかのような錯覚を与えてくれる。
63Amazon.co.jpより転載


張り詰めた空気の映画でした。
主人公が精神的に追い詰められ、壊れていく様が緊張感いっぱいで観ているだけで疲れました263
専門家の視点で観ると、学術的なレベルが低すぎるという感想が多いようですが…映画ですからねぇ。
数字や数学が不得手な私にはじゅうぶんに難しかったですし351
難しかったというより「へ~っ」と感心しながら観たんですけど。
「神の領域」に立ち入った主人公の末路、というのがこの映画のあらすじなんですが。
天才とキXXイは紙一重とはよく言ったもんだと妙な感心をしてしまいました。
同等に無限と無についても。
興味深く観たんですがラストが夢オチのようなありふれた感じで終わったのが残念でした。
精神的に余裕がない時に観る映画ではないです。

2006年10月04日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

星降る夜のリストランテ

星降る夜のリストランテ


星降る夜のリストランテ
ファニー・アルダン (2001/09/21)
アミューズソフトエンタテインメント
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~あらすじ~
小さなレストランを舞台に繰り広げられる人間模様を描いた、ヒューマンドラマ。
暖かな笑顔でお客たちを迎える女主人フローラを、ファニー・アルダンが好演。
1999年のモントリオール国際映画祭で、特別グランプリを受賞しました。
また、出演した全ての男性キャストが、イタリア映画記者組合が選出する、ナストリ・ダルジェント賞の最優秀助演男優賞を受賞。
問題を抱えた役柄ながら、かっこいいと思わせてしまう彼らの演技にも注目です。


イタリア、ローマにある小さなレストラン『アルトゥーロの店』では、今夜も店の開店準備がはじまっていた。
今日は、いつもよりキッチンが慌しい。
女主人フローラ(ファニー・アルダン)の姪、シモーナの誕生日パーティーが開かれるのだ。
そうこうしているうちに、店は開店時間になり、次々とお客たちがやって来る。
彼らは、おいしい料理に舌つづみをうちながら、それぞれの悩みや問題を、友人や両親、仕事仲間に打ち明けはじめ…。
63GyaOより転載


しみじみとした癒し系の映画でした。
レストランの開店から閉店まで、場所の移動はなく舞台劇のようでした。
テーブルごとに繰り広げられる日常的な会話、それに絡み合う従業員達。
まるで、自分も「アルトゥーロの店」で食事をしているような気になります。
言葉は悪いですが無意識のうちに盗み見、盗み聞きをしながらって感じ。


同じ場所で同じ時間を共有していても、一人ひとりが感じていることや思っていることはまったく違います。
他人から見れば些細な出来事でも本人にしてみれば大事件であったり。
それくらいの繊細な映画なので、興味のないテーブルが映ってしまうと退屈に感じてしまうかもしれません。
音楽も控えめで、効果音などもほとんどなく地味ですがリアルです。


出演者がどこにでもいそうで、いなさそうな感じが良かったです。
とても自然で。
あと、出てくるお料理が美味しそうで、観終わる頃にはお腹が減ってしまいました。
すごく感じの良いレストランですし。
人間が人間らしく生きていく上で食事をするという行為はとても重要なんだなと改めて感じました。


派手さはないですが、あったかい気持ちになれる映画でした。

2006年10月03日 | 映画・テレビ | トラックバック:0 | コメント:0

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